映像で伝える・生きた証を残す、現役テレビディレクターで、メディア戦略パートナーの吉田アキです。
GWといった大型連休の後に、テレビの情報番組などで個人やグループが旅行先で撮影した映像を集めた特集をしていることがありますよね。中には私たちプロも思いつかないような、斬新な撮り方・魅せ方をしているものがあったりして、実際番組づくりに活かせるかどうかは分からないけれど思わずそのアイデアをメモしてしまった、それくらいのクオリティの高さでした。
SNSに挙げられている個人の映像が、話題になっていたり、面白いものだったりしたら、マスメディアのテレビが取り上げる。もうそこに垣根はないと改めて感じます。「1億総クリエイター時代」という言葉がありますが、誰でも自分の世界観を発信できる時代だからこそ、新しいアイデアがどんどん生まれてくるのだなとワクワクしますね♪ 個人が発信する映像作品を見ていて、人の心を掴むものは、大きく2つに分類できると私は思っています。
人の心を掴む動画は2種類ある
1つは、先に出てきたような「撮り方・魅せ方が面白い」ものです。これは一言で言うと、アイデア勝負。私たちテレビディレクターも日々新しい表現を模索しています。現代の社会では本当にオリジナルと呼べる表現はほとんど出尽くしていると言われます。だから新しさを感じる映像表現を見つけると真似してみたり、誰かが発信した表現の要素を組み合わせたりして、新しいものを作るのです。これは個人でも応用できますよね。この人の撮り方が素敵だなと思ったら、まず真似してみる。その中からきっともっとこうした方が面白いかも!というのが出てきて、それを繰り返すうちにあなたの表現が見つかるでしょう。
「熱」をどれだけ伝えられるか
もう一つは、伝えようとする「熱が高い」ものです。撮り方は素人的で、イマイチだったとしても、そこに映っているものの緊迫感が伝われば(ニュース映像はまさにこれ)人は見てしまうし、またそこに映っている人の伝えたい想いが強く、言葉や表情に力があったりしてその映像から“熱量”が伝わると(ドキュメンタリー系はこれ)人は目が離せなくなってしまうのです。何か伝えたいことがあるとき、一番大切なのは「熱」をどれだけ伝えられるかなのだと思うのです。実はそれさえあれば、もしかしたら動画の撮り方のテクニックなんて、要らないかもしれません。
ただそこに撮り方・魅せ方のテクニックが加われば、よりたくさんの人の興味を引き、目を留めてもらえるチャンスが増えるのは確かです。特にビジネスにおいて動画を活用したいなら、お客様が安心して観られる撮り方をすること、お客様に信頼感を持ってもらえる映り方をすることは、観ている人への思いやりではないかと、私は思っています。
ビジネスにおいておさえておきたい動画発信のポイントをここに詰め込みました。これを観たら、あなたの動画発信がきっと変わります。
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吉田アキ
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